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美容専門学校 在籍者数ランキング【全国版】〈2025年度最新〉

地域別専門学校ランキング

専門学校コンパスがお届けする「美容専門学校 在籍者数ランキング【全国版】〈2025年度最新〉」です。
全国の美容師養成施設185校を対象に、各校が公表している「在籍学生数」のデータを手作業で収集し、在籍者数の多い順に並べました。

在籍者数は、学校の“人気度”や“規模感”を知るうえで非常にわかりやすい指標です。もちろん規模が大きいから良い・小さいから悪いという単純な話ではありません。しかし、

  • 多くの学生が集まっている学校は、地域での知名度が高い
  • 設備や教員数が一定規模そろっている可能性が高い
  • 卒業生ネットワークが豊富で、就職支援が充実している傾向がある
    といった点から、学校選びの参考指標として活用できます。

一方で、在籍者数が少ない学校には、少人数の手厚い指導を受けられるというメリットもあり、一概に順位だけで判断できるものではありません。この記事では、単なるランキングにとどまらず、順位帯ごとに「どのような特徴が見られるか」を分析しました。

なお、掲載データは以下の方針に基づいています。

  • 日本理容美容教育センターの「美容師養成施設一覧」から抽出
  • 都道府県知事の認可を受けた**専修学校専門課程(昼間/夜間)**のみ対象
  • 美容師国家資格の受験資格が得られる正規の美容学科のみ掲載
  • 各校が「高等教育の修学支援新制度」に基づき公表する在籍者数データを使用
  • データ非公表校は掲載対象外
  • 当ブログではデータの正確性に細心の注意を払っていますが、内容を保証するものではありません

全国レベルでの規模感を把握したい高校生・保護者の方、また美容専門学校の比較検討を進めたい皆さまのお役に立てば幸いです。

  1. ▼【在籍者数ランキング 全国版 1〜20位】
    1. ▼【分析】上位20校に見られる3つの傾向
      1. ① 大規模校の存在感が圧倒的
      2. ② 大阪・東京など都市部が上位を独占
      3. ③ 定員に対する在籍率が高い学校は魅力が安定
  2. ▼【在籍者数ランキング 全国版 21〜39位】
    1. 【分析】全国21〜39位に見られる3つの傾向
      1. ① 首都圏・中京圏・福岡といった人口集積地が目立つ
      2. ② 学校ごとの“教育領域”の強さが数字に影響している
      3. ③ 関西・九州の一部学校は地域密着で高めの充足を維持
  3. ▼【在籍者数ランキング 全国版 41〜60位】
    1. 【分析】全国41〜60位に見られる3つの傾向
      1. ① 地方の老舗校が安定した在籍数を維持
      2. ② 大都市圏の中規模校は“伸びしろ”と“苦戦”が分かれやすい
      3. ③ 新興校・分校タイプは在籍者数が安定するまで時間がかかる
  4. ▼【在籍者数ランキング 全国版 61〜80位】
    1. 【分析】全国61〜80位に見られる3つの特徴
      1. ① 定員規模が中〜小規模の学校が中心で、数字の変動幅が大きい
      2. ② 都市圏の学校でも数字に差が出やすい層
  5. ③ 地域のニーズに密着した“安定校”が散見される帯
  6. ▼【在籍者数ランキング 全国版 82〜99位】
    1. 【分析】全国82〜99位に見られる3つの傾向
      1. ①「100〜160名規模」の中規模校が中心
      2. ②大都市圏の学校でも在籍数の差が大きい
    2. ③専門ジャンル特化型校は在籍数の上下差が出やすい
  7. ▼【在籍者数ランキング 全国版 101〜120位】
    1. 【分析】全国101〜120位に見られる傾向
  8. ▼【在籍者数ランキング 全国版 121〜139位】
    1. 【分析】全国121〜139位に見られる傾向
  9. ▼【在籍者数ランキング 全国版 141〜159位】
    1. 【分析】全国141〜159位に見られる傾向
  10. ▼【在籍者数ランキング 全国版 161〜180位】
    1. 【分析】全国161〜180位に見られる傾向
  11. ▼【在籍者数ランキング 全国版 181〜185位】
    1. 【分析】全国181〜185位に見られる傾向
  12. 【まとめ】全国の美容専門学校に見る在籍者数の動向
  13. 【注釈・データの出典について】
  14. 【対象外となるケースについて】
  15. 【免責事項】

▼【在籍者数ランキング 全国版 1〜20位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
1中日美容専門学校愛知県1216128095.0%
2山野美容専門学校東京都889120074.1%
3福岡美容専門学校 福岡校福岡県62164097.0%
4日本美容専門学校東京都61690068.4%
5大阪ベルェベル美容専門学校大阪府61464095.9%
6関西美容専門学校大阪府61164095.5%
7国際文化理容美容専門学校 国分寺校東京都60972084.6%
8国際文化理容美容専門学校 渋谷校東京都58472081.1%
9グラムール美容専門学校大阪府56180070.1%
10早稲田美容専門学校東京都49356088.0%
11札幌ビューティーアート専門学校北海道47649097.1%
12ヴェールルージュ美容専門学校大阪府45148094.0%
13横浜ビューティーアート専門学校神奈川県42556075.9%
14大阪ビューティーアート専門学校大阪府42147289.2%
15仙台ビューティーアート専門学校宮城県40852078.5%
16大宮ビューティー&ブライダル専門学校埼玉県39245486.3%
17京都理容美容専修学校京都府37740094.3%
18資生堂美容技術専門学校東京都37140092.8%
18中部美容専門学校 名古屋校愛知県37172051.5%
20国際ビューティーモード専門学校新潟県35936099.7%

▼【分析】上位20校に見られる3つの傾向

① 大規模校の存在感が圧倒的

在籍者数1,000名を超える「中日美容」など、
全国でも突出したマンモス校が上位を占めています。

こうした学校は、地域の美容業界とのネットワークやブランド力が強く、
志願者数の多い傾向が見られます。

② 大阪・東京など都市部が上位を独占

大阪・東京の学校が半数以上を占めており、
進路選択の中心は依然として大都市部に集中 していることがわかります。

学びの環境・サロン就職の選択肢・交通アクセスなど、
都市のメリットが在籍者数に反映されています。

③ 定員に対する在籍率が高い学校は魅力が安定

「国際ビューティーモード専門学校(新潟)」のように
地方でも定員近くまで学生を確保している学校が上位に位置しており、
地域でのブランド力や独自カリキュラムなど、安定した人気の背景がうかがえます。

▼【在籍者数ランキング 全国版 21〜39位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
21横浜fカレッジ神奈川県34142081.2%
22名古屋ビューティーアート専門学校愛知県34035097.1%
23東京ビューティーアート専門学校東京都33542079.8%
24東洋理容美容専門学校千葉県33348069.4%
25広島美容専門学校広島県33240083.0%
26神戸ベルェベル美容専門学校兵庫県32748068.1%
27北海道美容専門学校北海道31640079.0%
28高津理容美容専門学校大阪府31364048.9%
29福岡美容専門学校北九州校福岡県31032096.9%
30名古屋美容専門学校愛知県30732095.9%
31窪田理容美容専門学校東京都30240075.5%
32大村美容ファッション専門学校福岡県29833090.3%
33ベルエポック美容専門学校東京都29540073.8%
34福岡ビューティーアート専門学校福岡県29149658.7%
35岡山県理容美容専門学校岡山県26828095.7%
36コーセー美容専門学校東京都26432082.5%
37ル・トーア東亜美容専門学校大阪府25148052.3%
38理容美容専門学校西日本ヘアメイクカレッジ大阪府24233073.3%
39高崎ビューティモード専門学校群馬県23632073.8%
39東京モード学園東京都23640059.0%

【分析】全国21〜39位に見られる3つの傾向

上位20校に比べると数値のばらつきが少し大きくなりますが、それでも地域性や学校ごとの運営方針が表れるゾーンです。

ここでは21〜39位までの傾向を、穏やかで分かりやすい視点からまとめていきます。

① 首都圏・中京圏・福岡といった人口集積地が目立つ

21〜39位の顔ぶれを見ると、

  • 東京(東京ビューティーアート/コーセー美容/東京モード学園)
  • 神奈川(横浜fカレッジ)
  • 愛知(名古屋美容/名古屋ビューティーアート)
  • 福岡(福岡美容/福岡ビューティーアート)
    と、大都市圏の学校が多く並びます。

都市圏は「県外流入が多い」「認知度が高い」「学費支援制度を使う学生が集まりやすい」 という特性があるため、在籍者数が安定しやすい層といえます。

21位以降は100%超の満席状態とは限らないものの、全国的には「志願者の底堅さ」を感じさせる順位帯です。

② 学校ごとの“教育領域”の強さが数字に影響している

このゾーンでは、単に都市部にあるだけでなく、

  • ファッション色の強い学校
  • トータルビューティーを掲げる総合校
  • メイク/美容師の複合型
    など、明確な特色を持つ学校の在籍者が多い傾向があります。

例:

  • ル・トーア東亜美容専門学校(大阪) → メイク・美容師両軸で根強い人気
  • 名古屋美容専門学校(愛知) → 地元就職に強い伝統校

「自分のやりたい美容の分野がすぐ見つかる」学校は、学生の流れが安定しやすく、それが在籍者数に反映していると考えられます。

③ 関西・九州の一部学校は地域密着で高めの充足を維持

大阪・兵庫・福岡の一部学校は、

  • 県内サロンとの結びつき
  • 地元での口コミ強さ
  • 家から通える距離という安心感
    が後押しとなり、地域密着型で安定した在籍数を保っています。

例:

  • 福岡美容専門学校 北九州校(96.9%)
  • 岡山県理容美容専門学校(95.7%)
  • 名古屋ビューティーアート(97.1%)

このあたりは「派手さはないが堅実に定員を集める学校」が多く、地方圏のなかでは非常に健闘している層です。

▼【在籍者数ランキング 全国版 41〜60位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
41神戸理容美容専門学校兵庫県23528083.9%
42東京総合美容専門学校東京都23240058.0%
43埼玉県理容美容専門学校埼玉県23124096.3%
44仙台理容美容専門学校宮城県22631072.9%
45鹿児島県美容専門学校鹿児島県22126085.0%
46パリ総合美容専門学校柏校千葉県22024091.7%
46九州美容専門学校熊本県22024091.7%
48愛知美容専門学校愛知県21924091.3%
49専門学校 岡山ビューティモード岡山県21724090.4%
50北海道理容美容専門学校北海道21232066.3%
50仙台ヘアメイク専門学校宮城県21240053.0%
52横浜理容美容専門学校神奈川県20722094.1%
53専門学校金沢美専石川県20624085.8%
54熊本ベルェベル美容専門学校熊本県20324084.6%
55麻生美容専門学校福岡県20222888.6%
56高山美容専門学校東京都20024083.3%
57国際理容美容専門学校東京都19824082.5%
58福岡南美容専門学校福岡県19724082.1%
59沖縄ビューティー&ブライダル専門学校沖縄県19232060.0%
60長野理容美容専門学校長野県19124079.6%

【分析】全国41〜60位に見られる3つの傾向

41位〜60位のゾーンは、上位層と下位層の“ちょうど中間”に位置し、各校の特徴が比較的バラつく層です。

地方校・都市部校が混在し、地域性や学校規模に応じた実員状況が見えてきます。

① 地方の老舗校が安定した在籍数を維持

この順位帯では、地方に根ざした伝統校が複数見られ、地域需要に支えられた安定的な在籍者数を確保しています。

熊本・福岡・宮城・長野・鹿児島など、都市圏ほど人口が多くない地域でも、地元密着型の学校は一定の支持を受けていることがうかがえます。

② 大都市圏の中規模校は“伸びしろ”と“苦戦”が分かれやすい

東京・神奈川・千葉といった都市部の学校もこの帯に含まれています。

都市圏は競合校が非常に多いため、学校ごとの集客力の差が表れやすいゾーンです。

良くも悪くもランキングが振れやすく、学校の広報力・特色づくりがそのまま在籍数に反映される傾向が見られます。

③ 新興校・分校タイプは在籍者数が安定するまで時間がかかる

分校や比較的新しい校名の学校は、この順位帯に複数みられます。
こうした学校は

  • 認知度の形成
  • 教育実績の蓄積
  • 地域でのブランド構築
    に時間を要するため、在籍者数が上下しやすい性質があります。
    必ずしも評価が低いという意味ではなく、成長途上であることの表れといえる範囲です。

▼【在籍者数ランキング 全国版 61〜80位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
61静岡県美容専門学校静岡県18430460.5%
62群馬県美容専門学校群馬県18124075.4%
62富山県理容美容専門学校富山県18128064.6%
64石川県理容美容専門学校石川県17924074.6%
65新潟理容美容専門学校新潟県17532054.7%
66ユニバーサル美容専門学校千葉県17320086.5%
66東京ビューティー&ブライダル専門学校東京都17324072.1%
66ハリウッド美容専門大学校東京都17340043.3%
69札幌ベルエポック美容専門学校北海道17024070.8%
70SENDAI中央理容美容専門学校宮城県16823073.0%
71福岡ベルエポック美容専門学校福岡県16724069.6%
72渋谷美容専門学校東京都16624069.2%
73盛岡ヘアメイク専門学校岩手県16420082.0%
74広島ビューティー&ブライダル専門学校広島県16324067.9%
75千葉ビューティー&ブライダル専門学校千葉県16119283.9%
76広島県理容美容専門学校広島県15516096.9%
77ジェイ ヘアメイク美容専門学校千葉県15416096.3%
77松本理容美容専門学校長野県15424064.2%
79ベルフォート美容専門学校岐阜県15116094.4%
80山形美容専門学校山形県14916093.1%
80国際ビューティ&フード大学校福島県14918082.8%

【分析】全国61〜80位に見られる3つの特徴

中位帯(61〜80位)の学校は、地域性・校舎規模・学科運営方針によるバラつきが大きく、
上位帯とは異なる“多様さ”がそのまま数字に表れています。

極端な評価は避け、あくまで「傾向」として静かに読み解いていきましょう。

① 定員規模が中〜小規模の学校が中心で、数字の変動幅が大きい

この帯の学校を見ると、定員120〜200名規模の学校が多く、
1学年ごとの小さな変動でも在籍率に影響しやすい構造があります。

  • 富山県理容美容専門学校(62位):定員280名に対し在籍181名(64.6%)
  • 新潟理容美容専門学校(65位):定員320名に対し在籍175名(54.7%)

定員数が小さいと「各年度の学科の収容人数の組み方」「クラス編成」などによって
率が上下しやすく、数字だけで学校の実力を判断してしまうのは早計とも言えます。

中規模校ならではの“動きやすいレンジ”にある帯と言えます。

② 都市圏の学校でも数字に差が出やすい層

東京・千葉・北海道など、募集環境に恵まれた地域が含まれているにもかかわらず、
在籍率にはかなりの幅が見られます。

例:

  • ユニバーサル美容専門学校(66位):定員200名/在籍173名 → 86.5%
  • ハリウッド美容専門大学校(66位):定員400名/在籍173名 → 43.3%

この差は、

  • 夜間課程の有無
  • 外国人学生の受け入れ状況
  • キャンパスの移転や学科改編

など、各校の状況で数字が変動するため、単純比較はできません。

都市部でも「ブランド校・伝統校」と「新しいタイプの学校」で数字が分かれる傾向は、
全国的に共通して見られる現象です。

③ 地域のニーズに密着した“安定校”が散見される帯

中位帯には、地域の美容業界と密接に連携することで、
堅調な在籍数を確保している学校が多いのも特徴です。

例:

  • 広島ビューティー&ブライダル専門学校(74位):定員240名/在籍163名 → 67.9%
  • 広島県理容美容専門学校(76位):定員160名/在籍155名 → 96.9%
  • 静岡県美容専門学校(61位):定員304名/在籍184名 → 60.5%

地方都市圏では、
「地域の美容室での就職がほぼ決まっている」「地元志向の学生が多い」
といった背景があり、必ずしも大都市の学校のように
大人数募集を行わず、堅実に運営しているケースも多く見られます。

▼【在籍者数ランキング 全国版 82〜99位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
82京都美容専門学校京都府14816092.5%
83名古屋モード学園愛知県14620073.0%
83東京ベルエポック美容専門学校東京都14624060.8%
85ミエ・ヘア・アーチストアカデミー三重県14515096.7%
85姫路理容美容専門学校兵庫県14516090.6%
87町田美容専門学校東京都14016087.5%
88ミス・パリ・ビューティ専門学校大宮校埼玉県13915888.0%
89千葉美容専門学校千葉県13824057.5%
90河原ビューティモード専門学校愛媛県13616085.0%
91足利デザイン・ビューティ専門学校栃木県13524056.3%
92旭美容専門学校三重県13315088.7%
93栃木県美容専門学校栃木県13114093.6%
94静岡県西部理容美容専門学校静岡県12916080.6%
94東京美容専門学校東京都12924053.8%
96静岡県東部総合美容専門学校静岡県11816073.8%
97静岡デザイン専門学校静岡県11512095.8%
97専修学校ビューティーモードカレッジ沖縄県11516071.9%
99IBW美容専門学校和歌山県11314080.7%
99大阪モード学園大阪府11320056.5%

【分析】全国82〜99位に見られる3つの傾向

このレンジには、各地域の中堅クラスの美容専門学校が多く含まれ、一定の安定感は保ちつつも、上位校と比べると在籍数にばらつきが出やすい層が並びます。

数値を慎重に見ていくと、いくつか共通する傾向が読み取れます。

①「100〜160名規模」の中規模校が中心

この層には、

  • 京都美容専門学校(148名)
  • 名古屋モード学園(146名)
  • 東京ベルエポック美容専門学校(146名)
  • 姫路理容美容専門学校(145名)

など、定員100〜160名前後の中規模校が大半を占めています。

中規模校はカリキュラムの柔軟性やクラス数の調整がしやすいため、極端な定員割れにならず安定しやすい一方で、突出した在籍者数が出にくいレンジでもあります。

②大都市圏の学校でも在籍数の差が大きい

東京・大阪・名古屋といった大都市圏の学校が多く登場しますが、

  • 87.5%(町田美容専門学校)
  • 60.8%(東京ベルエポック美容専門学校)
  • 56.5%(大阪モード学園)
  • 53.8%(東京美容専門学校)

のように、地域の強さ=在籍者数の多さに直結しないという特徴が見えます。

都市部は学校数が非常に多く、進路選択の幅が広いため、
「同じ地域内での競合が激しい」 → 「在籍数が分散しやすい」
という構造が影響していると考えられます。

③専門ジャンル特化型校は在籍数の上下差が出やすい

  • ミエ・ヘア・アーチストアカデミー
  • 足利デザイン・ビューティ専門学校
  • 専修学校ビューティーモードカレッジ
  • 静岡デザイン専門学校

など、デザイン・アート・モード系や理美容融合型の専門特化校が多い層です。
専門性の高い学校は、
「ハマる学生には強く響くが、ターゲット層が狭い」
という特性があり、在籍者数が年度ごとに上下しやすい傾向があります。

この82〜99位辺りは、そうした“特化校の平均的なポジション”が集まるエリアとも言えます。

▼【在籍者数ランキング 全国版 101〜120位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
101アルファジャパン美容専門学校兵庫県11212093.3%
101長崎県美容専門学校長崎県11212093.3%
101YIC京都ビューティ専門学校京都府11216070.0%
101愛媛県美容専門学校愛媛県11216070.0%
105YICビューティモード専門学校山口県11012091.7%
106北日本ヘア・スタイリストカレッジ岩手県10816067.5%
107専修学校モア・ヘアメイクカレッジ熊本県10714076.4%
108タカラ美容専門学校東京都10616066.3%
108ミス・パリ・ビューティ専門学校東京都10616066.3%
110国際テクニカル理容美容専門学校栃木県10512087.5%
111高知理容美容専門学校高知県10416065.0%
112郡山ヘアメイクカレッジ福島県10212085.0%
113大宮理容美容専門学校埼玉県10012083.3%
114鹿児島県理容美容専門学校鹿児島県9510888.0%
114パリ総合美容専門学校千葉校千葉県9516059.4%
116岩手理容美容専門学校岩手県9411085.5%
117宮崎美容専門学校宮崎県9012075.0%
117専門学校 倉敷ビューティーカレッジ岡山県9016056.3%
119埼玉東萌美容専門学校埼玉県8912074.2%
120アミューズ美容専門学校京都府8812073.3%

【分析】全国101〜120位に見られる傾向

上位〜中位層とは異なる動きが現れはじめる層であり、それぞれの学校が地域性や校風に合わせて学生募集に取り組んでいることが伝わってくるゾーンです。

101〜120位の学校を見ると、在籍者数が定員の60〜90%付近に広く分散していることがわかります。
この層では、

  • 都市部にあっても数字がやや控えめな学校
  • 地方都市で堅調に学生を集めている学校
    など、地域ごとの進路選択の傾向が色濃く反映されやすいのが特徴です。

特に、専門性の高いカリキュラムや少人数教育を強みとする学校では、もともとの募集規模が小さいため、地域の人口動態や進路志向の影響を受けやすく、過不足が数字に現れやすくなります。

このゾーンの学校は、決して評価が低いわけではありません。むしろ、
「地域に根ざした学校ならではの安定的な募集体制」
とも言える動きが見られます。

▼【在籍者数ランキング 全国版 121〜139位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
121京都医健専門学校京都府8680107.5%
122鎌倉早見美容芸術専門学校神奈川県8280102.5%
122小出美容専門学校大阪府8224034.2%
124松江理容美容専門大学校島根県8080100.0%
125八戸理容美容専門学校青森県7916049.4%
126青森県ビューティー&メディカル専門学校青森県7714055.0%
127秋田ヘアビューティカレッジ秋田県768095.0%
127鹿児島レディスカレッジ鹿児島県768095.0%
129専門学校 穴吹ビューティカレッジ香川県758093.8%
129専修学校香川県美容学校香川県7514053.6%
131東京マックス美容専門学校東京都7515249.3%
132専門学校 富山ビューティーカレッジ富山県748092.5%
132岐阜美容専門学校岐阜県748092.5%
132福岡理容美容専門学校福岡県748092.5%
132ECCアーティスト美容専門学校大阪府7418041.1%
136福井県理容美容専門学校福井県738091.3%
136旭川理容美容専門学校北海道7312060.8%
138広島県東部美容専門学校広島県7210072.0%
139国際テクニカル美容専門学校栃木県718088.8%
139岩谷学園アーティスティックB横浜美容専門学校神奈川県718088.8%

【分析】全国121〜139位に見られる傾向

在籍状況には大きな幅が見られるものの、地域性や学校規模による影響が強く反映されている層です。

定員に対して大幅に少ない在籍数の学校もあれば、100%前後まで確保している学校もあり、多様性の大きい帯域となっています。

特にこの順位帯には、地方小規模校や単科校が多く含まれ、地域人口の動向や学科の規模感が充足率に直結しやすいことがうかがえます。

また、一部の都市部の学校でも在籍が伸び悩む例が見られますが、これは同一地域内での学校間競争や、他分野の専攻との選択肢が増えている点が影響していると考えられます。

全体として、121〜139位の層は“必ずしも学校の魅力不足ではなく、地域特性や規模の影響を受けやすい”という傾向が共通しています。

▼【在籍者数ランキング 全国版 141〜159位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
141尼崎理容美容専門学校兵庫県7010070.0%
142美容専門学校アーティス・ヘアー・カレッジ愛知県6969100.0%
143名古屋理容美容専門学校愛知県6816042.5%
144マリールイズ美容専門学校東京都678083.8%
145宮崎サザンビューティ専門学校宮崎県6612055.0%
146九州CTB理容美容専門学校福岡県637090.0%
146龍馬デザイン・ビューティ専門学校高知県638078.8%
146アイ・ビービューティカレッジ佐賀県638078.8%
146専修学校明星国際ビューティカレッジ大分県639070.0%
150中部美容専門学校沖縄県6050120.0%
151セブンティーン美容専門学校愛知県598073.8%
152秋田県理容美容専門学校秋田県578071.3%
153ルネサンス デザイン・美容専門学校静岡県566093.3%
154横浜ベルエポック美容専門学校神奈川県5416033.8%
155専修学校徳島県美容学校徳島県528065.0%
156専門学校徳島穴吹カレッジ東京都488060.0%
157赤塚学園美容・デザイン専門学校鹿児島県476078.3%
157グルノーブル美容専門学校埼玉県478058.8%
159伊勢理容美容専門学校三重県467065.7%
159中央理美容専門学校東京都467660.5%

【分析】全国141〜159位に見られる傾向

※この順位帯では学校ごとの状況に大きな違いがあるため、ひとつの傾向をていねいに掘り下げる形 でまとめています。

141位〜159位の範囲では、定員充足率にかなり幅があり、100%を超える学校から40%台の学校まで混在しています。このばらつきは、必ずしも学校の取り組みや教育内容の優劣を示すものではなく、主に次のような「外部要因」の影響が大きいと考えられます。

  • 人口規模が小さい地域では募集が安定しにくい(例:徳島・高知・佐賀など)
  • アクセス面の制約が応募のハードルになる(駅から遠い、地域内に競合が複数あるなど)
  • 専門分野ごとの人気変動による一時的な募集減少
  • 校舎移転やカリキュラム改訂など、過渡期のタイミングで応募数が揺れ動く

こうした背景を踏まえると、141位〜159位の学校は、いわば「各地域の課題が数字に表れているゾーン」といえるでしょう。

決して「不人気」「質が低い」といった一面的な評価ではなく、地域事情の中で堅実に教育を続けている学校も多く見られます。

また、いくつかの学校では、定員に対して実員がしっかり確保されており、小規模校ならではのきめ細かな運営が支持を集めている例も見られます。

学生募集の数字は、学校側だけでなく地域の人口分布・交通利便性・他校との競合など複合要因で決まります。

この順位帯の学校を見る際には、数字だけでは読み取れない事情があることを丁寧に理解する姿勢が大切だといえるでしょう。

▼【在籍者数ランキング 全国版 161〜180位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
161鳥取県理容美容専門学校鳥取県458056.3%
161大阪美容専門学校大阪府458652.3%
163和歌山高等美容専門学校和歌山県437061.4%
163琉美インターナショナルビューティカレッジ沖縄県4316026.9%
165長岡クレアビューティ専門学校新潟県428052.5%
166臼井美容専門学校富山県4040100.0%
167長岡美容専門学校新潟県397055.7%
167橿原美容専門学校奈良県398048.8%
169東北ヘアーモード学院岩手県377052.9%
170アリアーレビューティー専門学校愛知県3216020.0%
171エッジ国際美容専門学校佐賀県318038.8%
172釧路理容美容専門学校北海道306050.0%
173福島県高等理容美容学院福島県296048.3%
174北見美容専門学校北海道298036.3%
175専門学校マインド.ビューティーカレッジ広島県268032.5%
176名古屋綜合美容専門学校愛知県246040.0%
177東予理容美容専門学校愛媛県214052.5%
177アンビシャス国際美容学校大分県214052.5%
179神奈川ビューティー&ビジネス専門学校神奈川県216035.0%
180アイム湘南理容美容専門学校神奈川県206033.3%

【分析】全国161〜180位に見られる傾向

161〜180位のゾーンには、定員規模が比較的小さく、地域に根ざした運営を続ける学校が多く並びます。

ここでは、特定校を否定するのではなく、全国的な統計上の“ゆるやかな傾向”として読み取れるポイントをまとめます。

この順位帯では、定員20〜60名と小規模な学校が中心で、わずかな入学者数の増減でも定員充足率が大きく揺れる特徴があります。

例えば、数人減っただけで10ポイント以上変動するケースもあり、単純な比較では実態が見えにくい点に注意が必要です。

また、地方圏では地域人口の減少や進路選択の多様化の影響を受けやすく、定員確保が難しい環境要因も少なくありません。
したがって、この順位帯の学校に関しては、「人気が低い」というよりも、

  • 学科規模が小さい
  • 地域の人口構造の影響を受けやすい
  • 年度ごとの変動幅が大きい

といった、複数の要因が複雑に重なっていると理解したほうが適切です。

▼【在籍者数ランキング 全国版 181〜185位】

順位美容師養成施設名所在地実員美容学科総定員充足率
181静岡アルス美容専門学校静岡県187025.7%
182大育理容美容専門学校沖縄県158018.8%
183浜田ビューティーカレッジ島根県124030.0%
184飯塚理容美容専門学校福岡県83026.7%
185BEAUTY ARTS KOBE 日本高等美容専門学校兵庫県4606.7%

【分析】全国181〜185位に見られる傾向

最下位付近の学校では、地域性や定員規模の小ささが背景となり、充足率が大きく変動しやすい傾向が見られます。

181位〜185位の学校は 定員が少人数 のため、わずかな入学者数の変化で充足率が大きく上下しやすい点が共通しています。

この順位帯は、充足率の大小が必ずしも教育の質を反映するわけではなく、地域の人口規模・専門分野の需要・校舎の定員設定などの構造的要因 に左右される部分が大きいといえます。

【まとめ】全国の美容専門学校に見る在籍者数の動向

全国の在籍者数データを並べてみることで、美容専門学校の現状が立体的に浮かび上がってきました。

在籍者数が多い学校には、学科の規模だけでなく「設備投資の継続」「企業・サロンとの連携」「地域での知名度」など、学生が集まりやすい理由が存在します。

一方で、中規模・小規模の学校にも、少人数制ならではの丁寧な指導や地域密着型のサポートといった強みが見られます。

また、都心部に在籍者が集中しやすい反面、地方でも安定した学生数を維持している学校があり、地域のニーズや職業教育の浸透度の違いも確認できます。

ランキングはあくまで一つの指標ですが、進路選びにおいては「在籍者数」から学校の規模感や人気をつかむことができるため、複数の学校を比較する際に役立つ視点となるでしょう。

最後に、このデータが美容師をめざす方とその保護者の進路検討において、判断材料のひとつとしてお役に立てれば幸いです。

【注釈・データの出典について】

  • 本ランキングは、各美容専門学校が公表している
    「高等教育の修学支援新制度」に関わる確認申請書の情報 をもとに、在籍者数・定員などの公表データを手作業で収集・整理したものです。
  • 情報はできる限り正確を期していますが、各校の公表方法や更新タイミングに差があるため、最新情報は必ず各学校の公式発表をご確認ください。
  • 対象校は、日本理容美容教育センターが公表する**「美容師養成施設一覧」**に掲載された学校のうち、
    ・都道府県知事が認可した専修学校専門課程(昼間・夜間)
    ・正規カリキュラムで美容師国家試験受験資格が得られる学科
    に該当する学校のみです。
    (高等学校・大学・短期大学・各種学校は対象外)

【対象外となるケースについて】

以下に該当する場合は、ランキングに掲載していません。

  • 公表データが確認できない学校
  • 対象学科が国家試験受験資格に該当しない場合
  • 修学支援制度の公表対象外、もしくはデータが非開示の学校

【免責事項】

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  • 進路選択の最終判断は、必ず最新の学校公式情報を確認したうえでご判断ください。

>>>定員充足率ランキング【全国版】はこちら

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