全国185校の美容師養成施設のうち、

「専修学校専門課程（昼間課程・夜間課程）」

「美容学科（美容師国家試験受験資格が得られる課程）」

この条件を満たした学校を対象に、最新の定員充足率でランキング化しました。

なお、データは各校が「高等教育の修学支援新制度」のために公表している
在籍者数（実員）／募集定員 をもとに、手作業で集計しています。

数字は慎重に扱っていますが、最終的な確認は学校公式情報をご覧ください。

【定員充足率ランキング 全国版 1〜20位】

順位	学校名	所在地	定員	実員	充足率
1	中部美容専門学校	沖縄県	50	60	120.0%
2	京都医健専門学校	京都府	80	86	107.5%
3	鎌倉早見美容芸術専門学校	神奈川県	80	82	102.5%
4	臼井美容専門学校	富山県	40	40	100.0%
4	美容専門学校アーティス・ヘアー・カレッジ	愛知県	69	69	100.0%
4	松江理容美容専門大学校	島根県	80	80	100.0%
7	国際ビューティモード専門学校	新潟県	360	359	99.7%
8	札幌ビューティーアート専門学校	北海道	490	476	97.1%
8	名古屋ビューティーアート専門学校	愛知県	350	340	97.1%
10	福岡美容専門学校 福岡校	福岡県	640	621	97.0%
11	広島県理容美容専門学校	広島県	160	155	96.9%
11	福岡美容専門学校 北九州校	福岡県	320	310	96.9%
13	ミエ・ヘア・アーチストアカデミー	三重県	150	145	96.7%
14	埼玉県理容美容専門学校	埼玉県	240	231	96.3%
14	ジェイ ヘアメイク美容専門学校	千葉県	160	154	96.3%
16	名古屋美容専門学校	愛知県	320	307	95.9%
16	大阪ベルェベル美容専門学校	大阪府	640	614	95.9%
18	静岡デザイン専門学校	静岡県	120	115	95.8%
19	岡山県理容美容専門学校	岡山県	280	268	95.7%
20	関西美容専門学校	大阪府	640	611	95.5%

【分析】全国トップ20校に見られる3つの傾向

全国の上位20校を見渡すと、次のような傾向が明確に現れています。

① 小〜中規模校が上位に入りやすい

美容専門学校は、定員が“80〜200名”ほどの小規模校が、上位を占めるケースが多いです。

理由は：

• 地域密着型で地元進学者を安定して獲得できる
• 学科数が少なく、美容学科にリソースを集中できる
• SNS強化・地域連携など、柔軟な学校運営がしやすい

規模の大きさよりも、経営の機動力・地域との結びつきが結果に反映されやすいことがわかります。

② 都市部と地方の“二極化”が強まっている

全国上位には、

• 大都市圏の人気校
• 地方で圧倒的なシェアを持つ1〜2校

のどちらかに集中する傾向が見られます。

大都市：
→ ブランド力・就職実績・有名講師陣
地方：
→ 「その地域で美容師になるならこの学校一択」という独占性

どちらも、選ばれる理由が明確な学校が強いと言えます。

③ 100％超えの“超満員校”が複数存在する

毎年、定員以上に学生を集める学校が必ず存在し、今年度も6校が該当します。

これは、

• SNSマーケティングの成功
• カリキュラム刷新
• 有名サロンとの連携強化
• 就職先の質の高さ

などにより、学校のブランド価値が大きく向上した結果と考えられます。

※注：本ランキングは各校が公開している「定員・実員」データをもとに算出しています。年度や学科によっては一時的な変動要因があるため、数値は参考情報としてご活用ください。入学を検討される際は、必ず学校へ直接お問い合わせのうえ、オープンキャンパス等で実際の学びの様子をご確認ください。

【定員充足率ランキング 全国版 21〜39位】

ここからは、全国上位校に続き「21〜39位」に入った美容専門学校をご紹介します。

上位校と比べると規模や地域性に幅がありますが、各地域の“安定して人気を集めている学校”が並ぶゾーンです。

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
21	秋田ヘアビューティカレッジ	秋田県	80	76	95.0%
21	中日美容専門学校	愛知県	1280	1216	95.0%
21	鹿児島レディスカレッジ	鹿児島県	80	76	95.0%
24	ベルフォート美容専門学校	岐阜県	160	151	94.4%
25	京都理容美容専修学校	京都府	400	377	94.3%
26	横浜理容美容専門学校	神奈川県	220	207	94.1%
27	ヴェールルージュ美容専門学校	大阪府	480	451	94.0%
28	専門学校　穴吹ビューティカレッジ	香川県	80	75	93.8%
29	栃木県美容専門学校	栃木県	140	131	93.6%
30	ルネサンス　デザイン・美容専門学校	静岡県	60	56	93.3%
30	アルファジャパン美容専門学校	兵庫県	120	112	93.3%
30	長崎県美容専門学校	長崎県	120	112	93.3%
33	山形美容専門学校	山形県	160	149	93.1%
34	資生堂美容技術専門学校	東京都	400	371	92.8%
35	専門学校　富山ビューティーカレッジ	富山県	80	74	92.5%
35	岐阜美容専門学校	岐阜県	80	74	92.5%
35	京都美容専門学校	京都府	160	148	92.5%
35	福岡理容美容専門学校	福岡県	80	74	92.5%
39	パリ総合美容専門学校柏校	千葉県	240	220	91.7%
39	YICビューティモード専門学校	山口県	120	110	91.7%
39	九州美容専門学校	熊本県	240	220	91.7%

【分析】全国21〜39位に見られる3つの傾向

全国21〜39位のゾーンは、上位校ほどの突出はないものの、安定した人気と地域での強いポジションが見えてくる層です。

① 地域分布 — 「大都市圏に偏らず地方校も上位」

定員充足率が高い学校は、大都市（東京・大阪・名古屋）だけでなく、地方の中核都市・県庁所在地（秋田、鹿児島、山形、長崎、富山など）にも分布しています。

これは、地域密着型の教育・就職支援や、地元ニーズに合ったカリキュラムを打ち出している学校が強いことを示唆します。

読者への示唆：地元志向の方は地元校の情報を丁寧に比較すると掘り出し物が見つかる可能性があります。

② 定員規模と充足率の関係 — 「大規模校も高充足、安定した需要」

上位には学科定員の大きな学校（例：中日美容専門学校 1,280名など）と、少人数校（例：定員80名の学校）とが混在しています。

大規模校が高い充足率を維持している点は、ブランド力や広域募集力、就職実績の安定性が反映されていることが考えられます。

一方で少人数校は地域密着・きめ細かい指導で高充足を獲得している例もあります。

読者への示唆：規模だけで判断せず「合格率・就職実績・授業の手厚さ」を併せて見ることが重要です。

③ 充足率レンジの傾向 — 「90％台前半がボリュームゾーン」

21位〜41位の充足率はおおむね**約91％〜95％**の狭いレンジに集中しています。

つまり、90％台前半で“良好”と評価できる安定ゾーンになっており、この付近の学校を比較検討する際は細かな差（実習設備、教員比率、求人の質など）が選択の分かれ目になります。

読者への示唆：充足率がほぼ同じなら「校風」「実習環境」「就職先の質」を重視すると良いでしょう。

【定員充足率ランキング 全国版 42〜60位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
42	福井県理容美容専門学校	福井県	80	73	91.3%
42	愛知美容専門学校	愛知県	240	219	91.3%
44	姫路理容美容専門学校	兵庫県	160	145	90.6%
45	専門学校 岡山ビューティモード	岡山県	240	217	90.4%
46	大村美容ファッション専門学校	福岡県	330	298	90.3%
47	九州CTB理容美容専門学校	福岡県	70	63	90.0%
48	大阪ビューティーアート専門学校	大阪府	472	421	89.2%
49	国際テクニカル美容専門学校	栃木県	80	71	88.8%
49	岩谷学園アーティスティックB横浜美容専門学校	神奈川県	80	71	88.8%
51	旭美容専門学校	三重県	150	133	88.7%
52	麻生美容専門学校	福岡県	228	202	88.6%
53	早稲田美容専門学校	東京都	560	493	88.0%
53	ミス・パリ・ビューティ専門学校大宮校	埼玉県	158	139	88.0%
53	鹿児島県理容美容専門学校	鹿児島県	108	95	88.0%
56	国際テクニカル理容美容専門学校	栃木県	120	105	87.5%
57	町田美容専門学校	東京都	160	140	87.5%
58	ユニバーサル美容専門学校	千葉県	200	173	86.5%
59	大宮ビューティー&ブライダル専門学校	埼玉県	454	392	86.3%
60	専門学校金沢美専	石川県	240	206	85.8%

【分析】全国42〜60位に見られる3つの傾向

全国42〜60位のゾーンは、地域や規模の異なる学校が広く並ぶ層です。

ここでは、充足率がどのように形成されているのかを、数字の背景とあわせて丁寧に整理してみます。

① 充足率90％前後の“中堅クラス”がもっとも厚いゾーン

42位〜50位あたりに並ぶ学校を見ると、充足率はおおむね88〜91％台で推移しています。
この水準は、定員割れではないものの、満席にも届かない“中庸ライン”であり、全国的にも層が最も厚い領域です。

• 地方の中核都市（福井・愛知・兵庫・岡山・福岡 など）
• 大都市の周辺エリア（大阪府・栃木県・神奈川県 など）

といった“需要はあるが競合も多い地域”の学校が多く、地域の人口動態や都市の規模が充足率に素直に反映されていることが読み取れます。

② 首都圏でも学校間格差が顕著に見られる

51位以降（53〜60位）を見ると、東京・栃木・千葉などの首都圏の学校が複数ランクインしていますが、充足率は 88〜85％台まで下がってきています。

首都圏は進学先の選択肢が多いため、

• 学校ブランド
• 校舎の立地
• 就職支援の強さ
• 在校生の口コミ

などによって志願者数が変動しやすく、“都市部ほど学校間のばらつきが大きくなる” という典型的な傾向が表れています。

③ 充足率85％台まで下がると、地域人口の影響が顕著に

60位前後には、地方都市の学校（例：石川県など） が登場しており、充足率は 85％台まで低下しています。

この水準になると、

• 地域人口の減少
• 若年層の都市部流出
• 近隣県への進学需要の吸収（大都市への流出）

など、地域要因の影響が強く出ている可能性が高いと考えられます。
一方、85％台であっても依然として学科運営に支障が出るレベルではなく、“地域に根づいた学校”として一定の支持を集めているともいえます。

【定員充足率ランキング 全国版 61〜80位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
61	岩手理容美容専門学校	岩手県	110	94	85.5%
62	郡山ヘアメイクカレッジ	福島県	120	102	85.0%
62	河原ビューティモード専門学校	愛媛県	160	136	85.0%
62	鹿児島県美容専門学校	鹿児島県	260	221	85.0%
65	国際文化理容美容専門学校国分寺校	東京都	720	609	84.6%
65	熊本ベルェベル美容専門学校	熊本県	240	203	84.6%
67	神戸理容美容専門学校	兵庫県	280	235	83.9%
67	千葉ビューティー＆ブライダル専門学校	千葉県	192	161	83.9%
69	マリールイズ美容専門学校	東京都	80	67	83.8%
70	大宮理容美容専門学校	埼玉県	120	100	83.3%
70	高山美容専門学校	東京都	240	200	83.3%
72	広島美容専門学校	広島県	400	332	83.0％
73	国際ビューティ&フード大学校	福島県	180	149	82.8%
74	国際理容美容専門学校	東京都	240	198	82.5%
75	コーセー美容専門学校	東京都	320	264	82.5%
76	福岡南美容専門学校	福岡県	240	197	82.1%
77	盛岡ヘアメイク専門学校	岩手県	200	164	82.0%
78	横浜fカレッジ	神奈川県	420	341	81.2%
79	国際文化理容美容専門学校渋谷校	東京都	720	584	81.1%
80	IBW美容専門学校	和歌山県	140	113	80.7%

【分析】全国61〜80位に見られる3つの傾向

この順位帯は、充足率がやや落ち着いた水準で推移する学校が多く、地域性や学科構成による違いが見え始める層です。

数字だけでは読み取れないポイントをまとめておきます。

① “80％台前半”に集中し、全国の中では“安定層”を形成

61〜80位の学校を見ると、充足率は 85.5％〜80.7％ に収まっており、比較的なだらかな分布になっています。
つまり、１校だけ極端に高い・低いということはなく、全国の中で中間層として安定的に存在するゾーン といえます。

この層の学校は、

• 地域の人口規模に見合った学生数が確保できている
• 特色のあるカリキュラムで一定の支持がある
  一方で
• 大都市圏の有名校ほどの吸引力はない
  という“堅実な中堅校”の特徴がみられます。

② 東京・神奈川など大都市圏の学校が複数登場

61〜80位の中には、

• 国際文化理容美容専門学校（東京）
• コーセー美容専門学校（東京）
• 横浜fカレッジ（神奈川）
  など、首都圏の学校が目立つ構成になっています。

都市部は選択肢が多く、学生の志向も分散するため、
「一定の人気はあるがトップ層には届かない」学校がこの順位帯に入りやすい 傾向があります。

特に、日本全国から学生が集まる東京は、学校間の競争が激しいため、ブランド力・立地・就職率の差がそのまま数値に反映されやすいと言えます。

③ 地方校でも80％台を維持し、地域密着の強さが表れている

岩手（61位）、福島（62位）、鹿児島（62位）、広島（72位）、和歌山（80位）など、地方の美容学校が80％台前半で堅調に推移しています。

地方校の充足率は、地域人口の影響を大きく受けますが、
この順位帯の学校は、

• 地域密着の教育
• 地元サロンとの強い連携
• 通いやすい距離感

といった要因により、一定の需要をしっかりと獲得していることが読み取れます。

特に鹿児島県美容専門学校（62位 85.0％）のように、地方でありながら安定した充足率を維持しているケースは、地元ニーズの強さを示す代表例といえます。

【定員充足率ランキング 全国版 81〜97位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
81	静岡県西部理容美容専門学校	静岡県	160	129	80.6%
82	東京ビューティーアート専門学校	東京都	420	335	79.8%
83	長野理容美容専門学校	長野県	240	191	79.6%
84	北海道美容専門学校	北海道	400	316	79.0%
85	龍馬デザイン・ビューティ専門学校	高知県	80	63	78.8%
85	アイ・ビービューティカレッジ	佐賀県	80	63	78.8%
87	仙台ビューティーアート専門学校	宮城県	520	408	78.5%
88	赤塚学園美容・デザイン専門学校	鹿児島県	60	47	78.3%
89	専修学校モア・ヘアメイクカレッジ	熊本県	140	107	76.4%
90	横浜ビューティーアート専門学校	神奈川県	560	425	75.9%
91	窪田理容美容専門学校	東京都	400	302	75.5%
92	群馬県美容専門学校	群馬県	240	181	75.4%
93	宮崎美容専門学校	宮崎県	120	90	75.0%
94	石川県理容美容専門学校	石川県	240	179	74.6%
95	埼玉東萌美容専門学校	埼玉県	120	89	74.2%
96	山野美容専門学校	東京都	1200	889	74.1%
97	高崎ビューティモード専門学校	群馬県	320	236	73.8%
97	ベルエポック美容専門学校	東京都	400	295	73.8%
97	静岡県東部総合美容専門学校	静岡県	160	118	73.8%
97	セブンティーン美容専門学校	愛知県	80	59	73.8%

【分析】全国81〜97位に見られる3つの傾向

81〜97位の層では、定員・実員のバランスに個性が見られる学校が増えてきます。

ここでは、年度ごとの変動要因や学科特性など、数値の背景を静かに整理していきます。

① 充足率“80％→73％台”へと滑らかに下降し、中堅層からやや下位層へ移行する帯域

81〜100位の学校は 80.6％〜73.8％ の範囲にあり、
これまでの順位帯よりも数値の落ち幅が大きくなっています。

ただし、この順位帯は

• 極端に低い学校はなく、
• 緩やかに下降する曲線の途中にある層

といった位置づけで、学校としての安定性はまだ十分に見られます。

「人気校ではないが、一定の学生確保ができている学校」
というグループであり、地域ごとの需要に左右されやすいゾーンでもあります。

② 東京・神奈川・愛知・静岡など人口の多い都道府県が目立つ

この順位帯に入っている学校の所在県を見ると、

• 東京都（82位、91位、96位、97位）
• 静岡県（81位、97位）
• 神奈川県（90位）

など、大都市圏の学校が多く登場しています。

人口が多い地域は学校数も多く、学生の選択肢が広がるため、
「知名度で上位に入れない学校は、80％台〜70％台に集まりやすい」
という傾向がはっきり見えます。

都市部は競争の激しさがそのまま充足率に反映されるため、
この順位帯は“都市部の中堅校”が占めやすいのが特徴です。

③ 地方校でも70％台後半で踏みとどまる学校が多く、地域需要の根強さが表れている

81〜97位には地方校も複数ランクインしています。

例）

• 長野理容美容専門学校（83位 79.6％）
• 北海道美容専門学校（84位 79.0％）
• 赤塚学園美容・デザイン専門学校（88位 78.3％）
• 専修学校モア・ヘアメイクカレッジ（89位 76.4％）
• 石川県理容美容専門学校（94位 74.6％）

こうした学校が70％台後半を維持しているのは、

• 地元志向の学生が一定数いる
• 通学圏が限られるため、地域の“独自市場”が崩れにくい
• サロンとの距離が近く、就職先が確保しやすい

といった地方ならではの強さによるものです。

【定員充足率ランキング 全国版 101〜120位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
101	アミューズ美容専門学校	京都府	120	88	73.3%
101	理容美容専門学校西日本ヘアメイクカレッジ	大阪府	330	242	73.3%
103	SENDAI中央理容美容専門学校	宮城県	230	168	73.0%
103	名古屋モード学園	愛知県	200	146	73.0%
105	仙台理容美容専門学校	宮城県	310	226	72.9%
106	東京ビューティー＆ブライダル専門学校	東京都	240	173	72.1%
107	広島県東部美容専門学校	広島県	100	72	72.0%
108	専修学校ビューティーモードカレッジ	沖縄県	160	115	71.9%
109	秋田県理容美容専門学校	秋田県	80	57	71.3%
110	札幌ベルエポック美容専門学校	北海道	240	170	70.8%
111	グラムール美容専門学校	大阪府	800	561	70.1%
112	YIC京都ビューティ専門学校	京都府	160	112	70.0%
112	尼崎理容美容専門学校	兵庫県	100	70	70.0%
112	愛媛県美容専門学校	愛媛県	160	112	70.0%
112	専修学校明星国際ビューティカレッジ	大分県	90	63	70.0%
116	福岡ベルエポック美容専門学校	福岡県	240	167	69.6%
117	東洋理容美容専門学校	千葉県	480	333	69.4%
118	渋谷美容専門学校	東京都	240	166	69.2%
119	日本美容専門学校	東京都	900	616	68.4%
120	神戸ベルェベル美容専門学校	兵庫県	480	327	68.1%

【分析】全国101〜120位に見られる3つの傾向

全国101〜120位の層では、学校ごとに特色や募集環境の違いが数字にあらわれやすくなる時期です。

ここでは、あくまで「傾向」として見えるポイントを丁寧に整理していきます。

① 充足率が“73％→68％台”へと移行し、やや下の層が中心に

この帯域（101〜120位）の充足率は 73.3％〜68.1％。
80％台後半〜70％台後半で踏ん張っていた前帯（81〜100位）と比べると、
いよいよ70％台前半 → 60％台後半に差し掛かるゾーン に入ります。

とはいえ、

• 60％台前半・50％台の学校はまだ登場していない
• 大きく定員割れしている学校は少ない

という点から、依然として「中堅層の下端〜やや弱い層」の位置づけです。

② 東京・大阪・福岡といった都市圏の学校が多く、競争激化の影響が顕著

この順位帯に登場する所属地域を見ると、

• 東京都（106位・118位・119位）
• 大阪府（101位・111位）
• 福岡県（116位）
• 愛知県（103位）

と、大都市圏の学校が1/3以上を占めています。

都市部は学生の選択肢が広く、知名度上位校に人気が集中しやすいため、
「都市圏で差別化しきれない中堅校」がこの順位帯に並ぶ傾向があります。

都市部特有の競争の厳しさが、充足率にも如実に表れる結果となっています。

③ 地方校は“70％前後”で粘るケースが多く、地域需要の安定性が見える

地方の学校としては、

• 宮城（103位）73.0％
• 広島（107位）72.0％
• 沖縄（108位）71.9％
• 秋田（109位）71.3％
• 大分（112位）70.0％ ←この帯域では高め
• 千葉（117位）69.4％ – ※都市圏寄り
• 兵庫（120位）68.1％

などがランクイン。

特に 秋田県理容美容専門学校（109位 / 71.3％） のように、
地方校でありながら比較的充足率の高い学校も存在し、
地域内で安定した募集ができている様子もうかがえます。

地方といえども地域差のざっくりとした傾向が浮かび上がります。

【定員充足率ランキング 全国版 121〜140位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
121	広島ビューティー＆ブライダル専門学校	広島県	240	163	67.9%
122	北日本ヘア・スタイリストカレッジ	岩手県	160	108	67.5%
123	北海道理容美容専門学校	北海道	320	212	66.3%
123	タカラ美容専門学校	東京都	160	106	66.3%
123	ミス・パリ・ビューティ専門学校	東京都	160	106	66.3%
126	伊勢理容美容専門学校	三重県	70	46	65.7%
127	専修学校徳島県美容学校	徳島県	80	52	65.0%
127	高知理容美容専門学校	高知県	160	104	65.0%
129	富山県理容美容専門学校	富山県	280	181	64.6%
130	松本理容美容専門学校	長野県	240	154	64.2%
131	和歌山高等美容専門学校	和歌山県	70	43	61.4%
132	旭川理容美容専門学校	北海道	120	73	60.8%
132	東京ベルエポック美容専門学校	東京都	240	146	60.8%
134	中央理美容専門学校	東京都	76	46	60.5%
134	静岡県美容専門学校	静岡県	304	184	60.5%
136	専門学校徳島穴吹カレッジ	徳島県	80	48	60.0%
136	沖縄ビューティー＆ブライダル専門学校	沖縄県	320	192	60.0%
138	パリ総合美容専門学校千葉校	千葉県	160	95	59.4%
139	東京モード学園	東京都	400	236	59.0%
140	グルノーブル美容専門学校	埼玉県	80	47	58.8%

【分析】全国121〜140位に見られる3つの傾向

全国121〜140位の層は、地域性や募集環境の影響がより顕著に表れやすい区分です。

ここでは、個々の学校の努力を尊重しつつ、全体として見えてくる緩やかな傾向をまとめています。

① 充足率はおおむね「約58〜67％」のレンジに集中している

この区間（121〜140位）は充足率がおおむね58％〜67％あたりに収束しており、上位帯と比較すると確かにやや低めの水準です。

とはいえ、このレンジは「募集がやや厳しいがすぐに改善不能な状況」ではなく、少人数学科や募集枠と実入学生数の関係、年度ごとの変動（学年ごとの偏り）などで上下しやすいゾーンでもあります。

数値だけを見て安易に評価を下すのではなく、複数年度での推移や学科構成も合わせて見ることをおすすめします。

② 地域差が混在しており、都市部・地方ともに混在している

この帯には、北海道・東北・四国・関東（東京含む）・九州など、地域を問わず学校が並んでいます。

都市圏では選択肢が多いため「他校との競合」による影響が出やすく、地方では母集団の少なさや地域の人口動態が影響する傾向があります。

したがって「地域だけで一概に良し悪しを判定するのは難しい」点に留意してください。

地域ごとの背景（若年人口の増減、周辺校の有無、通学手段など）を併記すると読者に親切です。

③ データの「読み方」に注意が必要 — 学科構成・公開時期・一時的事情を確認すること

このレンジに入る学校のなかには、以下のような事情で数値が下がっているケースが含まれます。

• 卒業年次の偏りである学年だけ実入生が少ない（年度差）。
• 新設学科や夜間課程など、募集の特性上人数が変動しやすい学科が混在している。

したがって、ランキングを参照する際は 「公表年度」「学科対象（美容学科のみか学校全体か）」「過去数年の推移」 を合わせて提示するのが誤解を避ける上でも大切です。

【定員充足率ランキング 全国版 141〜159位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
141	福岡ビューティーアート専門学校	福岡県	496	291	58.7%
142	東京総合美容専門学校	東京都	400	232	58.0%
143	千葉美容専門学校	千葉県	240	138	57.5%
144	大阪モード学園	大阪府	200	113	56.5%
145	足利デザイン・ビューティ専門学校	栃木県	240	135	56.3%
145	鳥取県理容美容専門学校	鳥取県	80	45	56.3%
145	専門学校　倉敷ビューティーカレッジ	岡山県	160	90	56.3%
148	長岡美容専門学校	新潟県	70	39	55.7%
149	青森県ビューティー&メディカル専門学校	青森県	140	77	55.0%
149	宮崎サザンビューティ専門学校	宮崎県	120	66	55.0%
151	新潟理容美容専門学校	新潟県	320	175	54.7%
152	東京美容専門学校	東京都	240	129	53.8%
153	専修学校香川県美容学校	香川県	140	75	53.6%
154	仙台ヘアメイク専門学校	宮城県	400	212	53.0%
155	東北ヘアーモード学院	岩手県	70	37	52.9%
156	長岡クレアビューティ専門学校	新潟県	80	42	52.5%
156	東予理容美容専門学校	愛媛県	40	21	52.5%
156	アンビシャス国際美容学校	大分県	40	21	52.5%
159	大阪美容専門学校	大阪府	86	45	52.3%
159	ル・トーア東亜美容専門学校		480	251	52.3%

【分析】全国141〜159位に見られる3つの傾向

この順位帯に入る学校は、地域の人口動態や進路選択の多様化など、外的要因の影響を受けやすい層でもあります。

学校それぞれが取り組む改善努力を尊重しつつ、全体の特徴として見られる傾向を穏やかに整理しました。

① 地域人口の影響が数字に反映されやすい

地方圏の学校が相対的に多く含まれており、周辺人口の減少や都市部への進学集中が定員充足率に影響していると考えられます。

学校の魅力とは別の文脈で数字が動くケースが多いため、評価は慎重に捉える必要があります。

② 校種や学科の特色によって募集状況が分かれる

美容分野内でも、カット技術中心の学校・トータルビューティー型・地域密着型など、学科の構成によって人気が分散する傾向が見られます。

特に専門性が高い学校は、志望者層が限られるため、年ごとの変動幅が比較的大きくなる特徴があります。

③ 小規模校ほど数字の振れ幅が大きくなりやすい

募集定員が少ない学校では、わずかな志願者数の変動でも定員充足率が大きく変わる傾向があります。

そのため、この順位帯の数字のみで学校全体の魅力を判断することは適切ではなく、教育内容や就職実績など、複数の側面からの検討が大切です。

【定員充足率ランキング 全国版 161〜180位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
161	中部美容専門学校名古屋校	愛知県	720	371	51.5%
162	釧路理容美容専門学校	北海道	60	30	50.0%
163	八戸理容美容専門学校	青森県	160	79	49.4%
164	東京マックス美容専門学校	東京都	152	75	49.3%
165	高津理容美容専門学校	大阪府	640	313	48.9%
166	橿原美容専門学校	奈良県	80	39	48.8%
167	福島県高等理容美容学院	福島県	60	29	48.3%
168	ハリウッド美容専門大学校	東京都	400	173	43.3%
169	名古屋理容美容専門学校	愛知県	160	68	42.5%
170	ECCアーティスト美容専門学校	大阪府	180	74	41.1%
171	名古屋綜合美容専門学校	愛知県	60	24	40.0%
172	エッジ国際美容専門学校	佐賀県	80	31	38.8%
173	北見美容専門学校	北海道	80	29	36.3%
174	神奈川ビューティー＆ビジネス専門学校	神奈川県	60	21	35.0%
175	小出美容専門学校	大阪府	240	82	34.2%
176	横浜ベルエポック美容専門学校	神奈川県	160	54	33.8%
177	アイム湘南理容美容専門学校	神奈川県	60	20	33.3%
178	専門学校マインド.ビューティーカレッジ	広島県	80	26	32.5%
179	浜田ビューティーカレッジ	島根県	40	12	30.0%
180	琉美インターナショナルビューティカレッジ	沖縄県	160	43	26.9%

【分析】全国161〜180位に見られる3つの傾向

この順位帯は、地域の進路動向や学校規模の影響が特に数字に現れやすい層です。

個々の学校は教育内容に力を注いでおられますので、数値はあくまで「現状の一側面」として受けとめていただければと思います。

① 地域偏在による志願者数の揺れが大きい

地方都市や郊外エリアの学校が多く、近隣人口の規模や高校卒業生の進学動向に影響を受けやすい特徴があります。

このため、学校の努力とは別の要因で定員充足率が上下しやすく、単年度での評価は慎重にしたいところです。

② 学科構成がシンプルな学校ほど数字が振れやすい

単学科・少人数制の学校が比較的多いため、志願者が少し減るだけで充足率が大きく変動します。

教育の濃度が高い学校も多く、「規模の小ささ」がランキング上の不利に直結している面があります。

③ 都市部への進学集中が影響しやすい地域配置

大都市圏の学校が強い傾向がある美容分野では、地方から都市部への進学集中が続いています。

この順位帯の学校にとっては、優秀な教育を提供していても、志願者の動きによって数字だけが不利に見えやすい点が特徴といえます。

【定員充足率ランキング 全国版 181〜185位】

順位	学校名	所在地	学科定員	在籍者数	定員充足率
181	飯塚理容美容専門学校	福岡県	30	8	26.7%
182	静岡アルス美容専門学校	静岡県	70	18	25.7%
183	アリアーレビューティー専門学校	愛知県	160	32	20.0%
184	大育理容美容専門学校	沖縄県	80	15	18.8%
185	BEAUTY ARTS KOBE 日本高等美容専門学校	兵庫県	60	4	6.7%

【分析】全国181〜185位に見られる3つの傾向

この順位帯は、定員規模の小ささや地域特性が充足率に強く影響する層です。

教育の質とは直結しない領域ですので、読者の方にも「数字はあくまで一因」であることを念頭に置いていただきたいところです。

① 極めて小規模校が多く、数字の振れ幅が大きく見える

この層には、小規模で丁寧な教育を行う学校も多く、わずかな志願者数の増減が充足率を大きく押し下げる場合があります。

教育内容やサポート体制は学校によって大切に積み上げられていますので、「規模の影響による数字の見え方」という視点が欠かせません。

② 地域人口の少なさによる構造的な不利がある

地方の一部地域では高校卒業者数そのものが減少しており、志願者確保が難しい状況があります。

学校側の努力とは無関係に、地域事情が数字に現れやすい層です。

③ 都市部校への進学志向が強まりやすい分野特性

美容分野は都市部に人気校が集中しやすいため、地方校ほど「ブランド校への志願流出」が起きやすい傾向があります。

その結果、教育の質にかかわらず数字が見劣りしてしまう場合が少なくありません。

【まとめ】

本記事では、全国185校の美容専門学校を対象に、公開データをもとに定員充足率を比較しました。

定員充足率は、あくまでも 「その学校に現在どれだけの学生が集まっているか」 を示す指標であり、教育の質や就職実績そのものを評価するものではありません。

ただし、志願者数の安定は、学校運営の継続性や設備投資、新カリキュラム導入などにも関わるため、学校選びの一つの判断材料にはなります。

また、上位校には「地域人気の継続」「ブランド形成」「都心立地」といった要素が見られ、中位には「地域差が穏やかになり実力校が並ぶ」傾向があり、下位校には「規模と地域人口構造」の影響が強く見られました。

進路を考える読者の方には、ランキングだけで判断せず、学校見学・体験授業・カリキュラム内容・就職実績など複数の情報を組み合わせて検討することを強くおすすめします。

【データの出典】

本記事の定員・在籍者数は、各校が提出・公開している
「高等教育の修学支援新制度（文部科学省）に係る機関要件更新確認申請書」
および、各学校公式サイト等の公表資料をもとに、当サイトが手作業で収集したものです。

【対象校の定義】

本ランキングの対象は、以下の条件を満たす学校としています。

• 日本理容美容教育センターの「美容師養成施設一覧」に掲載されている学校
• 都道府県知事が認可した 専修学校専門課程（昼間課程・夜間課程）の美容学科
• 美容師国家試験の受験資格が得られる正規カリキュラムのみ対象
• 高等学校・各種学校・認可外スクールは対象外
• 修学支援新制度の対象であっても、データをネット公開していない学校はランキングに含めません

【調査方法】

• 各校の公開資料に記載されている「収容定員」「在籍者数」をもとに、
  　定員充足率 ＝ 在籍者数 ÷ 定員 × 100％　として算出
• データは細心の注意を払って確認していますが、情報は各校の公開状況に依存します
• 2025年度版として公開されている最新資料を参照しています

【免責事項】

• 本記事は、読者の進路選択の参考情報として作成したものであり、
  　特定の学校を評価・断定・推奨・否定する目的ではありません。
• 定員充足率は、教育の質や学生満足度を直接示すものではありません。
• 掲載内容に基づくいかなる損害についても、当サイトおよび筆者は責任を負いかねます。
• 最新の情報は、必ず各学校の公式情報をご確認ください。

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